大阪府立中央図書館において研修を行いました

大阪府立中央図書館様からの依頼を受けて、大阪府内、市町村立図書館の職員、ボランティアの方々に対する研修を行いました。

 

午後からの研修に先立ち、午前中に館内の見学とバリアフリーチェックをさせていただきました。

館内の案内表示は大きくて見やすく、広い通路と閲覧室は動きやすく、気分転換に屋上庭園で一息入れることもできる、大変居心地の良い図書館でした。複数の対面朗読室、障がい者支援室のサービスは充実していて、頼りにされる方々が多いことがわかります。

 

「図書館サービス現場の『合理的配慮』」と題して、糟谷佐紀から障害者差別解消法のこと、すぐにできる工夫などを、そして車椅子ユーザーの田上香からは、ありがたい配慮とやりすぎとなる配慮などを、具体例をあげながらお伝えしました。障害者に対して「どこまでやらなくてはならないのか」「何を聞いたら失礼になるのかが分からない」との悩みを抱える方が多かったようで、その点が聞けたことが良かったと、後日のアンケート結果からうかがえました。大阪府の様々な図書館から来てくださったので、「早速自分の図書館で対応してみたい」「職場で話し合ってみる」という積極的な方が多く、我々にとっても大変嬉しい研修となりました。

 

研修終了後に、地下書庫の見学をさせていただきました。約230万冊の資料が配架されているとのことで、広い書庫内を自転車で移動されていたことに大変驚きました。貴重な資料がたくさんあり、興味深かったです。

 

(アドバイザー)田上香、糟谷佐紀

多機能トイレの使い勝手をチェックする様子

車椅子ユーザーの視点から見やすく少し斜めに傾いて配置されたリーフレット

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