粟井 直美(あわい なおみ)
一般社団法人 クルレ
兵庫県 福祉のまちづくりアドバイザー
テーマ:発達障害や認知症など、言語コミュニケーションに支援が必要な人の支援
3人の子どものうち、二人目の息子が自閉症スペクトラム障害です。『言語コミュニケーションに支援が必要な人たちが、社会に出やすくなるようになる』『障害をもつかもたないかに関係なく、すべての人達にとって、心地よく生活しやすい環境が整う』それらのために、何ができるのかをテーマに考え続けています。参考にして頂ければ幸いです。
これまで行った講演
•阪南大学観光学部「文化開発論」でのゲスト講義
•サービス事業者スキルアップ研修『自閉症スペクトラム障害の対応』
飯塚 理能(いいづか ただよし)
NPO法人ウィズアス WING KOBE
兵庫県 福祉のまちづくりアドバイザー
テーマ:車いすでの日常生活、公共交通機関を使った車いすでの外出、ユニバーサルなまちづくり
障害者といっても、ひとりひとりできることは違います。同時に自分ではできないことも人それぞれです。本当は困っているけれど、その人なりの工夫でなんとかクリアしていることも多いものです。障害をもった当事者に話を聞くことによって、当事者が不便に感じている事例が、より具体的に見えてくるのではないでしょうか。その人が思っている本音も聞けるかもしれません。また、当事者と話をすることによって、場面に応じた、「その人に合ったサポートとはどんなことか」を意識するきっかけになったり、対応のヒントが得られるのではないかと思います。
これまで行った講演
•車いすユーザーの生活(高校生対象・ワークショップ形式)
•ユニバーサルなキャンパスづくり シンポジウム パネリスト
•ユニバーサルな社会について(質疑応答形式)
など多数
石井 美弥子(いしい みやこ)
NPO法人ウエルネスハート
ラジオパーソナリティー
テーマ:中途視覚障害者の生活とそこから見えてきた心のバリアフリーとユニバーサルな社会・まちづくり
15才で目の難病の診断を受け、段階的に視能力が低下、30代後半にはほぼ見る力を失ってしまった中途視覚障害者です。
ラッキーだったのは、長い年月をかけてゆっくりと見えなくなったことで、学生、就職、結婚、子育て、介護などなど見えにくいながらもあらゆる立場を経験していること。その反面、見えづらさが増す期間の精神的な疲弊も長く続いたものの、そこから人との出会いによって、障害者としてではなく、一人の人として自分らしく生きるプロセスを身につけることができるようになりました。
これらの多様な経験は視覚障害者の立場からはもちろん、障害者の枠をこえたユニバーサルな視点で人や社会、まちづくり、教育、コミュニケーションにつなげるお手伝いができることにつながっています。
誰とでも、心を大切にしたコミュニケーションをとることが得意です。
また、視覚以外の感覚を生かした実践は、ユニバーサルな視点を身につけるよい機会となっています。
これまで行った講演
•音楽療法サークルへの「心と体の健康」講演会
•朗読ボランティアへの「音声パソコン」講演会
•同行援護者への「当事者からの同行援護について」講演会
•認知症シンポジウムにて「視覚障害者とのコミュニケーションによる脳を活性化への可能性」パネリスト、教育現場でのワークショップ講師
•インクルーシブデザインワークショップ・タクシー協会他へのリードユーザー
•日本ウォーキング学会全国大会にて「ブラインドポールウォーキングの可能性」特別発表
など多数
受賞歴:平成27年度 ひょうごユニバーサル社会づくり賞 団体の部受賞
石田 真愛(いしだ まなみ)
兵庫県 福祉のまちづくりアドバイザー
テーマ:脊髄損傷者の日常、車いすでの外出
私は、19歳の時のケガで車いす利用者となりました。それまでは“当たり前”だったことが、できないことも体験している毎日です。車いすに乗って街に出てみると、1人ではできないこともあります。しかし、少しのサポートでできないことができることになることもあるのです。車いすになって失った機能もありますが、一方で“社会って意外と優しいな”と感じられる心が得られたかもしれません。社会には、元気な人も病気の人も赤ちゃんもお年寄りもいます。お互いが、お互いの環境を知り合うことだけでも、それぞれの“気づき”があるはずです。お互いのことを思いやれる社会こそが、優しい社会を作ることの第一歩になるのではないでしょうか。
これまで行った講演
•「あかし楽講座リハビリテーション講座」体験学習 講師
•「演習実技を伴う福祉用具研修プログラムに関する調査研究」講義・実習シミュレーション 講師
•流通科学大学「観光地計画論」でのゲスト講師『脊髄損傷者(車椅子)への対応』 など多数
岩橋 なをみ(いわはし なをみ)
兵庫県 福祉のまちづくりアドバイザー
テーマ:難聴者の障害特性への理解と、適切なサポートについて
流行性耳下腺炎(おたふく風邪)により、左耳を失聴し、右耳はメニエール病による聴力低下、まためまいやふらつきがあります。
難聴者は見た目にはなかなかわかりづらい障害ですが、軽度の難聴であってもこれまで数々の不都合やトラブルを経験してきました。
難聴者への理解を深めていただき、適切な対応を知っていただくとともに、難聴者にわかりやすい対応は、子どもや高齢者発達につまづきのある方や、知的障害のある方にもわかりやすい対応にもなることをお伝えしたいと思っています。
これまで行った講演
•神戸地方裁判所「障害者に対する接遇研修」
•大阪労働協会「高齢者及び障害者に対する接遇研修」
桂田 元太郎(かつらだ げんたろう)
大阪府(出先)勤務、日本ブラインドテニス連盟会長
テーマ:視覚障害者の生活について、自身のホーム転落事故を通して視覚障害者の安全面での問題について、ブラインドテニスを通して視覚障害者スポーツの素晴らしさを伝える
「ユニバーサルサービス」と聞くと何だか堅苦しい響きに感じますが、誰もが気楽に!気軽に生活できる環境の確保と保持だと思うんですね。そのためには、ハード面でのバリアフリー(点字ブロック、音響信号機、エレベーター、スロープ等の設置)も必要ですが、いつも私が子供たちに話しているのは、「みんなの心の中のバリアを少しずつでいいから崩していってね」ってことなんです。私が皆さんの前で話させていただくことで、皆さんと私と、お互いの心のバリアが少しずつでも崩せたら!って思いながら、いつも話をさせてもらっています。
これまで行った講演
•地元(神戸市灘区)の小中学校での講演
•神戸学院大学での講演
•コープ(西宮・浜芦屋)での講演
叶丸 千明(かのうまる ちあき)
兵庫県 福祉のまちづくりアドバイザー
テーマ:発達障害
息子には自閉性障害があります。自閉性障害がある息子を、小学校・中学校・高校・大学と学習面、生活面でサポートし、就労支援を経て、社会人として働いていますが、私自身、日々学びです。
この20数年間、たくさんの困難な場面がありましたが、工夫と多くの方のサポートで乗り越えてきました。自閉症の人に有効なケアは、子どもから高齢の方まで、暮らしやすくなるアイディアがたくさんあります。自閉症について、より多くの方に理解をしてもらいたいです。
これまで行った講演
•高機能自閉症・アスペルガー症候群セミナー2009(診断名告知を考える)
•サービス事業者スキルアップ研修
•神戸学院大学「福祉生活環境論」でのゲスト講義『自閉症について』
受賞歴:「わが子は発達障害」(ミネルヴァ書房、2014年発行)に『わが子とともに学んだこと 障害を受け入れること、伝えること』が掲載。「発達障害をもつ子どもの子育て体験記」の最優秀賞を受賞。
田上 香(たうえ かおり)
一般社団法人 日本ライトカウンセリング協会認定 ライトカウンセラー
テーマ:車いす生活、車いすでの旅行
私は、18歳の頃から歩行困難や手の振るえなどの症状が出始め、現在は車いすで生活をしています。家事では、一部ヘルパーさんの介助を必要とする部分もありますが、外出を含め、日常生活のほとんどは、自力でこなすことができます。でも、街に出ると、交通機関や商業施設などのバリアフリー化は、ずい分進んできたように思うのですが、障害者は他と分けられてしまい、疎外感をおぼえる場面も多々あるのが、現状です。せっかくの”親切”も、結果的には”迷惑”となってしまう場面にも、残念ながら多々、出遭います。『ユニバーサルサービス』が定着することで、誰もが気持ちよく共存できる社会になるのではないかと、私はそれを強く願って、活動しています。
竹村 美紀子(たけむら みきこ)
英会話教室講師
テーマ:①前向きに生きていくきっかけとなったアメリカ留学と現在の生活
②障害者の恋愛と結婚について考える
①15歳で頚髄を損傷(C5.6)。通信制高校を卒業後、老人ホームで4年間勤務。常に自信がなかった自分を変えるきっかけとなったのが、その後のアメリカ留学。そこでのチャレンジや経験、人々との交流などによる気持ちの変化。アメリカと日本での生活は何が違っていたのか。8年間滞在後、帰国。現在は最小限のヘルパーサービス利用と自分なりの生活の工夫も活かし心身共に自立した生活を送る。
②人生の大半を重度障害者として生きてきた中で、自身の恋愛や結婚、離婚を通して学び、得てきた多くのこと。そこから成長し、さらに自立した女性へと近づけたエピソードなどを語る。明るく楽しく、好奇心とチャレンジ精神を持って生きるのがモットー。
これまでに行った講演
•流通科学大学での講義
•日本リハビリテーション工学協会カンファレンスにおけるシンポジウム
鶴﨑 彩乃(つるさき あやの)
テーマ:障害受容・障害者の一人暮らし
私には、生まれつき「脳性麻痺」という障害があります。この障害があることで嫌な思いもたくさんしました。しかし、障害がある私でなければ出会えなかった人達がたくさんいることも事実です。一人暮らしも趣味であるお城にのぼることも「障害」だけを理由に諦めたくはないと思って努力をし、周囲の人達のおかげで少しずつ実現してきています。
そんな、私のこれまでの思いが「誰か」の心に届いたらありがたいです。そして、障害者を知るきっかけの1つになることができたら光栄です。
これまで行った講演
•神戸学院大学での講義
•日本リハビリテーション工学協会カンファレンスにおけるシンポジウム
•障害児のための就学支援セミナー(福岡県久留米市)
福田 正人(ふくだ まさと)
ボランティアグループ新原、有限会社オフィス新原
テーマ:視覚障害者から見た住みよい社会とは
自分は生まれつき視覚に障害があります。4歳ころからピアノを習い始め、現在関西を中心に、日本全国や、タイ王国・カナダ等で演奏活動をしています。それはただ、たくさんの人に音楽を聴いてもらいたいと言うだけではなく、たくさんの人に障害について理解するきっかけにしてもらうためでもあります。1人で街中を歩いていると、よく間違ったサポートや気のつかわれ方をされ、逆に危険な思いをしたりいやな気持になったりすることがあります。より多くの人が、障害のある人に対する正しい接し方と正しいサポート(介助)の方法を身につければ、本当の意味で誰もが住みやすい社会になるはずです。自分はその1歩として、視覚に障害のある人への正しい介助方法を中心に、障害のある人との正しい接し方なども、たくさんの人に伝えていきたいと考えています。
これまで行った講演
•流通科学大学「観光地計画論」でのゲスト講師『人の優しさに触れる喜び』
福本 詳万(ふくもと あきかず)
兵庫県 福祉のまちづくりアドバイザー
テーマ:身体・内部障害者を通じての日常生活。外出。
私は脳性小児まひと、20歳から人工透析をしています。
街はエレベーターやスロープ、公共交通機関などの整備が進んできました。それに伴い人々の意識や関心も変わってきました。私は一人でも外出をしますが、相手の方から手を差し伸べてくれる場面も増えて嬉しい限りです。
店舗や乗務員の対応が親切な方がいれば、そうでない方もいて乱暴な言動に当事者だけではなく、その周りの方々にも私たちへの不快な印象を与え兼ねません。
「時が流れると自分や家族も車いすに乗るかも?」「孫ができて、ベビーカーに乗れば…」と相手の立場を少しでも考えれば、他人事ではないのではないでしょうか?
これまでの経験を活かした伝え方ができたら…と思います。
これまで行った講演
•児童館、小、中、高校でのユニバーサルデザイン授業
森島 ちさと(もりしま ちさと)
DJ、ラジオパーソナリティー
兵庫県 福祉のまちづくりアドバイザー
テーマ:視覚障害、話す仕事(ラジオDJ)
目が完全に見えなくなって10年以上が経ちました。見えてる時期も見えない時期も、両方を経験しているあたしだからこそ、話せることもあるかもしれません。案外、見えなくなって、見えてきたモノが沢山あるような気がします。話を聞くだけではなく、ともに行動し、ともに楽しむことによって お互いに気づくこともあると思います。言葉でのコミュニケーションの大切さ、目の見えない人に対して、たいそうな気遣いではなく、さりげない心づかいが、きっと、目の見える人にとっても プラスアルファーのおもてなしになるのかもしれませんよ?
これまで行った講演
•小、中、高校での総合学習での授業
•郵便局員や介助者を対象とした人権講座
•神戸市主催のユニバーサルデザイン研修講師
•インクルーシブデザインワークショップ(京都大学主催)のリードユーザー
など多数